2Stepマーケティング
ダイレクトマーケティグでは一般的なオプトイン。
見込み客にフォームから登録してもらい、メールで情報を返信。
その後そのアドレス宛てに情報を発信しながらセールスを行う2Stepマーケティングの基本です。
接触を段階的に行い、関係を深めながら信頼を築き、最終的に商品の購入やサービスの利用に導くのはWebマーケティングでは王道の手法かと思います。
WordPressで無理やり2Stepマーケティング
これを中小企業が行う場合はどうでしょうか?
サイトはWordPressで作られているのでフォームはContactForm7などのフォーム生成プラグインかと思います。
またはGoogleFormで外部サイトに飛ばすことになると思います。
効果検証を考えるとサイトの外部に飛ばすのはよろしくないので今回はContactForm7前提で考えいます。
その場合のフローは
- SNSや広告、チラシなどでランディングページへ誘導する
- ContactForm7でつくったフォームでリードを獲得する
- ContactForm7のデータをプラグインFlamingoを利用して対象のフォームに絞り込んでCSVデータとする
- メール配信ツールを利用して同報メールで接触回数を増やす
- 解除申請が届くのでリストをクリーニングする
- セールスのタイミングで販売ページへ誘導するメールを送付する
- 購入者・申込者を獲得する
といった感じでしょうか。
確かにこれでも2Stepマーケティングは可能です。
でも結構課題がありますね。ずばりリストの精査に人手がかなりかかることです。
2Stepマーケティングとリストの精査
2Stepマーケティングにおけるリストの精査は非常に重要です。
リストになった瞬間に個人を見なくなりがちですが、リストに送付されたメッセージを受け取るのは個人です。
自分宛ての内容でないと感じた瞬間から商機がなくなります。そのため、不快にさせないようにメッセージを送信する対象のリストは精査する必要があります。特に注意するのがオプトアウトされたにもかかわらずメールを送付することです。送信前には解除リストと照らし合わせてクリーニングする必要があります。また次に重要なのはすでに購入または申込みしている人に同じ商品のオファーを送らないようにすることです。受け取りてから見ると、すでに購入しているにもかかわらず自分が購入したときより安価だったり特典が多いとかなり悪いイメージを抱きます。
ただ、これらを手動で行うのは手間がかかるため、通常業務として行うのでしたら自動化して最適化する必要があります。
リスト精査の自動化
理想としては顧客リスト(見込み顧客を含む)を作り何かアクションがある毎にそのデータを更新することです。
オプトアウトも購入申し込みも記録されていれば、条件として絞り込みが簡単になります。
ただしこれをWordPressのContactForm7からリストを作る前提で検討するといきなり敷居が高くなります。
ContactForm7とWordPressの会員データの連携プラグイン
WordPressには編集者を管理するUserデータがあります。実はこれは閲覧者という属性のユーザーでも管理できます。
そしてUsermetaと呼ばれるユーザーIDに対してラベルを値を持つ別のデータを格納する箱があります。
Userでは名前とemailと会員ID(シリアル)が保存されていて
Usermetaでは会員IDとともに名前と値を複数保存できます。
Userデータ
会員ID:1、氏名:ねこすけ
Usermetaデータ
会員ID:1,フォーム1申込日:2024年12月1日
会員ID:1,オプトアウトステータス:1
会員ID:1,サービス1申し込み:2023年12月1日
といった感じでデータが保存できます。
ContactForm7にはメールを送信のタイミングで追加プログラムを実行する仕組みがあるので、WordPressのプラグインでフォームから申し込みがあったらUserデータとUsermetaデータに保存する仕組みを入れてあげるとフォームからの申し込みデータを蓄積できるようになります。
同様にオプトアウトURLをクリックしたらUserIDとハッシュ値からUsermetaにオプトアウトフラグを追加するプラグインもつくります。
これでリストの精査は自動化できました。
フォーム連携に汎用性をもたせる
少しシステム寄りになりますが、このような仕組みを実現させるにはもう少し管理の仕組みが必要です。
具体的には ContactForm7のどのIDのフォームに対してPOSTがあった際に連携をとるか、対象のUserがすでに登録されており、すでに指定のUsermetaデータがある場合に上書きするものはどれか、フォームからポストされた際に必ず追記されるデータはどれかなどの管理データです。
下記のような感じでContactForm7の変数と対応するUsermetaデータのキー名をマッチングさせたり、すでにデータがあった場合の上書き対象をしていするツールを作ります。
これで汎用的にいつでもフォームから様々な会員データを取得して一元保存できるようになりました。
保存されたデータを取得する
このままメール配信の仕組みまで実現できればいいのですが、最近のレンタルサーバーは同時配信数に制限があるなど配信システムをつくるだけでなく、1時間あたらいの配信数を考慮した作りにする必要があるため、この時点ではリストをダウンロードしてメール配信ツールで配信する(最悪は自分のメールからBCCで配信)する前提でリストを取得する仕組みを考えます。
UserデータとUsermetaデータを1行にして特定条件で絞り込めるようにします。
usermetaデータは他のプラグインからも汎用的に利用されるので、一覧に掲載するキー、条件に使うキーなどは設定画面で選択できるようにしておきます。
これでも目的のデータも絞り込めるようになりました。
こちらはクライアントに納品予定のものです。
WordPressで2Stepマーケティングを実践するには
WordPressで2Stepマーケティングを実践するには実はもっと細かなことを行う必要があります。
セールスには「限定」をつけて、アクションを起こすタイミングを短くする必要があります。
「あとで」をなくすためです。そのために必要な仕組みとしては
- 専用URLを発行してオプトインから数日間だけ有効なリンクを発行する
- オプトインやフロント商品購入後に画面を開いている間だけ有効なオファーを表示する
- ログインして、特定情景に当てはまる人だけが閲覧できるページ
がよるある仕組みです。今回はWordPressでフォームと会員データの連携を行いましたが、次回はwordPressでURLに限定条件をつける仕組みについて検討します。