Google離れが進む時代の新たなマーケティング戦略

Google依存からの脱却と新しい検索ツールの台頭

最近、Googleを利用する機会が減ったと感じることはありませんか?ある記事では、Googleへのトラフィックが昨年の4分の1に減少したと報じられています。
https://x.com/wel2021/status/1877367804812472510

私自身も、調べたいことは生成AIに質問し、施設や店舗はマップアプリで検索、人物についてはFacebookで情報収集することが多くなっています。今や、企業情報を調べるときくらいしかGoogleを使わない、という方も少なくないでしょう。

生成AIがもたらす未来

生成AIが一般にもっと普及することで、Webマーケティングの世界も大きく変わるでしょう。これまで重要視されていたSEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告の効果が薄れ、これらにかけるリソースの見直しが必要になるかもしれません。

生成AIは質問に即座に答える能力があるため、人々の検索エンジン利用頻度が減ると予測されます。その結果、SEO目的のコンテンツ制作の価値も低下し、多くの企業が新たな集客方法を模索する必要が出てきます。

一方で、SNSの重要性はさらに増すでしょう。SNSはリアルタイムで情報を発信・受信でき、生成AIの影響を受けにくいプラットフォームです。また、AI技術を活用してターゲットに最適な情報を届けることで、より効率的な集客が可能になります。

しかし、SNS依存にはリスクもあります。SNSのプラットフォームは自社でコントロールできないため、アルゴリズムの変更や利用規約の改定によって大きな影響を受ける可能性があります。また、注目を集め続けるためには、継続的に質の高いコンテンツを提供する努力が求められます。

企業サイトへの影響

企業のサイトへの集客はこれまで以上に難しくなり、リストマーケティングの重要性が再評価されるでしょう。特に、メールを利用した見込み客へのアプローチの価値が見直されるかもしれません。ただし、ユーザーがメールをまとめて処理する傾向が強まっているため、開封率やクリック率の低下が懸念されます。その結果、目を引くために奇抜なタイトルや内容のメールが増える可能性があります。

しかし、過度なアプローチは逆効果を招く恐れがあります。受信者が不快感を覚え、配信停止を選択したり、メール自体に対する信頼を失ったりするリスクが高まります。企業にとっては、単なる情報提供ではなく、受信者にとって有益で信頼できるコンテンツを提供し、長期的な関係を築くことが重要です。

AIと広告の未来

生成AIが回答の中に関連広告を表示する未来も考えられます。ユーザーにとって関連性の高い広告が適切に表示されることで、より満足度の高い体験が提供されるでしょう。またGoogle自身もキーワードでの検索という入力を質問の入力へと促し、自社AIによる回答を表示することよって既存の広告ビジネスを維持する可能性もあります。

このような変化の中で、Webマーケティングの手法も進化が求められています。最新の技術と市場動向を見据え、効果的なマーケティング戦略を模索していくことが私達Webマーケットを生業にする企業の役割であり、新たなビジネスができるチャンスとも言えます。

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この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングのパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
月に1度のミーティングから細かなサイト保守まで必要な部分での対応が可能です。 問い合わせ

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