コンテンツの「置き場所」、考えていますか?

~goo blog・FC2WEBのサービス終了から考える、これからの情報発信~

長く親しまれてきた「goo blog」や「FC2WEB」がサービスを終了するというニュースが出ました。
ブログブームが始まったのが2000年代前半。そこから20年以上、これらのサービスが多くの人の発信の場となってきたことを思うと、ひとつの時代が終わるような気持ちにもなります。

もちろん、引っ越しツールなども用意されていますが、URLが変われば検索エンジンからの評価も一度リセットされることになります。ブックマークや被リンクもなくなり、アクセスは大きく減ってしまうでしょう。

無料で始められるサービスは確かに魅力的です。集客力もあり、多くの人に見てもらえる可能性もあります。ただ、サービスの終了はいつか必ず来るもの。そのときに、自分の大切なコンテンツがどこにあるのか、ふと考えてしまいます。

SNSも同様です。手軽に情報を発信できて、多くの反応が得られる場所ではありますが、あくまで「他社のプラットフォーム」であることに変わりありません。
時間をかけて作ったコンテンツが、実は自分のものではない感覚、ちょっと怖くないでしょうか。

私自身は、特にビジネス用途であれば、画像やテキストなどのコンテンツは「自前のWebサイト」に置いておくことをおすすめしています。そしてSNSや他のサービスは、あくまで誘導の入り口として活用する、そんな使い分けが大事だと思っています。

最近はnoteなどを活用する方も増えていて、本格的な記事を目にする機会も多くなりました。「読んでもらえる場所に置く」という考え方ももちろん理解できます。
コンテンツは“ナマモノ”ですから、鮮度と見られる機会を重視する気持ちもよくわかります。

ただ、どこが正解というものではありません。
でも、ビジネスとしてコンテンツを活用する以上、「いつサービスが終わっても困らないように」設計しておくことは、リスク回避としてとても大切だと思います。

これを機に、自分の情報発信の「本拠地」がどこにあるのか、ちょっとだけ立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。

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この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングのパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
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