Canvaを使うと、PDFより簡単に最新情報を公開できる

Webでコンテンツを公開するといえば、HTMLと画像、動画、そしてPDFを使って印刷状態に近いものを見せるのが一般的でした。
しかし、クラウドの普及によって、その常識が変わりつつあります。

例えば、Googleドキュメントを使えば、資料を共有しながら同時編集が可能です。
プレゼン資料もオンラインで簡単に公開できるようになりました。

そんな中、私が注目しているのが Canva です。
Canvaでは、プレゼン資料だけでなく、マニュアル作成や事例紹介の資料 も手軽に作成でき、リンクの埋め込み も可能です。
実際に、自治会の防災備品管理の資料をCanvaで作成し、公開してみました。

目次

Canvaで作成した防災備品管理資料の仕組み

1ページ目には、敷地レイアウト図・フロア図 を配置しました。
ここには 防災倉庫の位置や名称、防災備品の設置箇所 を示しています。

さらに、防災倉庫の位置をクリックすると、倉庫の詳細ページに移動 するように設定。
そこには 倉庫の簡易配置図や実際の写真 を掲載しました。
また、備品のアイテムをクリックすると、詳細ページに遷移 し、さらにマニュアルやYouTube動画へのリンクも設置できます。

当然、検索機能も利用できます。
例えば、備品名で検索すれば 該当ページに直接ジャンプ でき、さらに配置場所をクリックすると倉庫のレイアウトページに戻ることができます。

一般ユーザーには 閲覧モード で公開し、管理者はいつでも内容を更新可能です。

Canvaなら、Webサイトよりも簡単に情報公開ができる

このようなシステムを Webサイトで構築しようとすると、大きな手間がかかります。
フリーレイアウトで画像を配置するだけでも、専任のWeb担当者が必要になることがほとんどです。
しかし、Canvaを使えば ノーコードで簡単にメンテナンスが可能 です。

PDFで公開する場合、更新するたびに マスターファイルを編集→PDF化→再アップロード という手順が必要になりますが、Canvaなら そのままの公開リンク で済みます。
そのため、更新頻度が高いコンテンツも手軽に管理できる のが大きなメリットです。

さらに、Canvaは 無料で利用できる(有料プランならさらに便利) ので、ボランティア団体や非営利組織でも気兼ねなく活用できます。

CanvaをWebマーケティングに活用するには?

Canvaは単なるデザインツールではなく、Webマーケティングの強力な武器 にもなります。
以下のような活用法が考えられます。

  1. SNS投稿や広告バナーを簡単作成
    Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などのSNS用画像を簡単に作成できるのがCanvaの強みです。
    フォーマットを統一し、ブランドイメージを統一 することで、視認性が向上し、エンゲージメントを高められます。
  2. LP(ランディングページ)用の資料を公開
    Canvaの公開機能を活用すれば、LPに視覚的に訴求力のあるプレゼン資料やホワイトペーパー を掲載できます。
    これにより、CTA(Call To Action)への誘導をスムーズにし、コンバージョン率を向上させることが可能です。
  3. 顧客向けのマニュアル・ガイドを作成
    商品やサービスの使い方を解説するマニュアルやガイドをCanvaで作成し、Webサイトやメールで共有できます。
    視覚的に分かりやすく整理された資料を提供することで、顧客の満足度向上につながります。
  4. メルマガやLINE公式アカウントで活用
    Canvaで作成した資料を メルマガやLINE公式アカウントのリッチメニュー、カード型メッセージ に活用することで、視覚的にインパクトのある情報を届けることができます。
    特に LINEのリッチメニューに資料へのリンクを設置 すれば、見込み客やリピーターへのアプローチがしやすくなります。

Canvaで「脱Adobe」が可能に!

これまで私は、さまざまな組織で広報担当として、Adobeのソフトを使いながらポスター、チラシ、報告書、動画、Webサイト などを制作してきました。
しかし、Canvaを活用することで、デザインの専門知識がなくても高品質な資料を作成できる ようになり、「脱Adobe」も現実的になりました。

Canvaは、Web・デザイン・資料作成の常識を変えるツール です。
特に 最新情報を手軽に更新・公開したい人 にとって、強力な味方になってくれるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社ねこすけの代表をしています。
2005年に創業しWebマーケティングを実践するためのコンサルティング、サイト構築、サイト運用、システム開発を行っています。
会員・顧客属性を利用したコンテンツ管理を得意としており、協会サイト、多ブランドのECサイト、会員向けコンテンツサイトなどを構築運営しています。Webマーケティングのパートナーがほしいと感じている方、ご相談ください。
月に1度のミーティングから細かなサイト保守まで必要な部分での対応が可能です。 問い合わせ

目次