クライアントよりMAILER-DAEMONからのエラーメールが頻繁に届くが、何か対策はあるかとのこ問い合わせがありました。メールを転送してもらうと
<<< 452 4.5.3 Too many recipients (AS780090)
<<< 451 4.7.500 Server busy. Please try again later from [IPアドレス]. (S77719)
の2種類です。
素直に受け取ると一時的なものであとで再送すれば解決しそうです。
一応調べてみるとITインフラエンジニアの方のブログに詳しい情報がありました。
https://www.piteki.com/outlook-norelay/
どうやらマイクロソフトが一時的にブロックしているようです。
このクライアントはWebサーバーはVPSを利用していますが、メールは管理ツールやスパム対策の為別途レンタルサーバーを借りてそのメールサービスを使ってメールのやり取りをしています。
専用IPではないレンタルサーバーなので、複数のユーザーがそのサーバーのIPアドレスからメールを送信しています。どうやらそのうちの一部でマイクロソフトの許容量を超えたメールが送信されたようです。
SNDS(Smart Network Data Service)へのIPアドレスを登録
マイクロソフト側ではブラックリストからの解除のためのIP登録サービスを用意しています。
早速登録しようろ「Request Access」メニューからIPアドレスを入れてみました。
https://sendersupport.olc.protection.outlook.com/snds/JMRP.aspx
whoisを参照してIPアドレスが登録されているドメインから管理者アドレスが数件表示されました。
いずれもくアライアントや弊社ではありません。
どうやら掲載されていないようです。本当はここで自社のメールアドレスを選択して、送付されたメールを受けっとって登録が完了されるようです。
SNDSでは解除できないIP スロットリング
上記ではIPスロットリングの解除はできないようです。
状況をクライアントに説明し、再度メール送信をしてもらったところ今度は無事届いたそうです。
時間が解決したようです。
対策はどうするか
今回の原因はレンタルサーバーに共有している別のユーザーかと思われます。
頻発するならサーバーの引っ越しを検討する必要があります。
現状の使い勝手をそのままに今回の課題を解決する要件を満たしたひっこし先の条件は
専用固定IPアドレスであること、メールアドレスの管理がし易いこと、サーバー管理は不要であること
です。
固定IPを利用できるてサーバー管理不要なサーバーは少ないですね。
VPS借りてしまえでメールサーバーを立ち上げるてもあるのですが、メールはリアルビジネスの大切な連絡手段。できれば自前でなく安定稼働しているレンタルサーバーがいいです。そうなるとマネージドサーバーというサービスになりますね。
クライアント判断となりますが、自社が原因ではないだけに判断難しそうです。