「AdSense での収益化の仕組みが進化」こんな内容のメールがGoogleから届きました。
クリック課金からインプレッション課金も含まれるようです。
Googleのディスプレイ広告では今までもクリック課金とインプレッション課金の設定はありましたが、アドセンスに関してはクリックされないと報酬が貰えなかったのです
ディスプレイ広告、特にリマーケティング、リターゲティング広告はブランド認知のための広告の役割も担ってきました。クリックされなくても自社のブランドを利用者の目に焼き付けることが可能なのです。アドセンスが普及するにしたがってクリック率は下がっており、通常はインプレッションでブランド認知広告としての役割、クリックした人はそれなりに関心が高い人が多いためダイレクトマーケティングの集客ツールとして有効でした。
アドセンスの報酬で起業資金に
日本でGoogleアドレセンスのサービスが開始された際はまだブログが一般的ではない時期でした。
個人でサイトを持つのはホームページ作成ソフトを利用してFTPでアップロードするやり方が一般的で個人でブログを持つにもMovableTypeというブログアプリをサーバーにインストールする必要がありました。
SEOの施策評価のため、多くの個人サイトを運営していた私はアドセンスの収益が給料所得を上回るようになり現在のねこすけの起業資金になりました。
そのころはクリックした人も広告をクリックしているということを意識することなくクリックしていたようです。
サイト運営側もアドセンスの広告を広告に見えないようにすることが収益を獲得するテクニックでした。
その後個人ブログブームが起きて、かつSEOもかなり難しくなり、個人サイトでアクセスを得るのが難しくなりました。私も本業の方が安定しているということもあり、独立を機会にアフィリエイトは行わなくなりました。
企業としてのアドワーズ、GDN活用
SEOが難しくなり、サイト運営側としては今度は広告を利用してお金を支払う側になりました。
キャッチコピー、ランディングページ、価格設定など終わりのないチューニングが必要でしたが、広告運営ノウハウはそのままサイト運営ノウハウにつながるものでした。
SEOと違い狙ったキーワードで確実にアクセスを得られるのでより集客後のコンテンツやセールスフローが重要になりました。
SNS広告でより運営は専門的に
その後FacebookやLINE広告など新たなメディアに対応しての広告媒体が出てきましたが、基本はクリック課金でした。SNSは個人毎に閲覧コンテツが違うため、どれぐらいの頻度でどこに表示されていのかわからないのがストレスとなりましたが、GDNのディスプレイ広告と基本的には戦略は同じでした。
Googleがインプレッション課金メインになると
Googleがクリック課金よりもインプレッション課金に重きを置くようになると広告戦略は変わってきます。
他社も追随し、表示させることが重要になってきます。今でのニュースサイトなどでは不必要にページを分割して1つの記事で複数の広告を見せるようにしているケースがありますが、今後は個人サイトレベルにまでインプレッション重視が進む可能性があります。広告出稿者、アフィリエイター、一般利用者と3つの視点で広告を見てきた立場からするとPV重視への遷移は誰も幸せにしない施策に感じてしまします。